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2009年2月

大七酒造 純米生もと CLASSIC

同じ大七の”CLASSIC”の付かない純米生もと(以下、無印)より熟成期間が1年長い商品。

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無印もじゅうぶん落ち着いた風味の酒だったけど、CLASSICに比べればまだ「つん」としたところがあるように思えてしまう。

そう、まるで刺激とは無縁で、炊き上がりを知らせる炊飯器から むっ と立ちのぼる米の香り、ほのかな甘さが基調の旨み、それらがすうっと優しく舌の上を滑ってゆく。純米酒としての折り目正しさは抜群だ。

「酒を呑んでいる」ことを意識させない酒なので、何か考えごとをしながら盃を傾けるにはうってつけ。さあ、深遠なる思索に今日も耽るぞ!…っていっても、考えるのは「次はどんな酒買おうかな」ってことくらいなんですけれどね。

大七酒造 純米生もと CLASSIC
都道府県:福島県
原料米:五百万石
精米歩合:扁平精米
日本酒度:+3.0 酸度:1.6
アルコール度数:15.0~16.0
酵母:協会7号

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磯自慢酒造 磯自慢 生原酒 純米吟醸中取り

綺麗な、ひたすらに綺麗な酒。柔らかな吟醸香が鼻腔をくすぐり、端麗な輝きをもつ液体は舌先から胃の腑まで味わいがぶれることなくすうっと収まり、後口に幽かなミネラル香が甘みをともない広がってゆく。

盃を重ねつつ、ああこれは太田和彦の著作に登場する擬音「ツィー」を地で行く酒だ、と思った。ツィー。

あまりの優等生ぶりに「面白味のないやつめ」などと憎まれ口のひとつも叩きたくなるくらいで、せめて写真ぐらいは、と斜に構えてみる。

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磯自慢酒造 磯自慢 生原酒 純米吟醸中取り
都道府県:静岡県
原料米:特A地区東条産特等米山田錦
精米歩合:麹50% 掛米55%
日本酒度:+4.0 酸度:1.3
アルコール度数:16.1

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村祐酒造 村祐 茜ラベル 特別純米 無濾過本生

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その日は四谷三丁目で所用を済ませたのち、地下鉄南北線の通る四ッ谷駅までの道のりをぶらぶら歩いた。四谷見附の交差点に差し掛かったとき、何か心にひっかかりを感じた。何だろう?ううう思い出せない。すわりが悪いなあ。しかたない、ひとまず冷たいお茶でも買って一服しつつ、駅のベンチで自らの内面と向かい合うか、と手近なコンビニに入ったとき、天上から解答が降ってきたのだった

四谷、といえば鈴傳があるじゃないか。

いうまでもなく、コンビニの酒売り場の前を通りすがりにピン、ときたわけですけれども。そこへ思い至れば話は早いとばかり踵を返して表へ出、携帯で場所を確認すると、既に徒歩数十秒のところにいて笑ってしまった。

はじめての酒屋に足を踏み入れる瞬間は、いつだって心地よい。じっくり冷蔵庫の中を見渡すと、ひときわ目立つ赤ラベルの酒を発見。村祐、小さい蔵でマニアックに人気のある酒だから、飲みたいなあと思いつつそのままに…というわけで、即買い。

まず、ほのかな甘味と際立った酸味が球体状にまとまり舌先をころがる。甘味は喉元ちかく、舌の根元まで届かずに、酸味を運ぶ潤滑油の役割を果たしている。あとは酸味が炸裂し、すべての味覚をさらってゆく印象だ。続いて人肌燗につけてみると、甘味の効きがよくなり、酸味の棘がややおだやかになる。たしかに独特な酒。他のラベルもぜひ呑んでみたい…。

村祐酒造 村祐 茜ラベル 特別純米 無濾過本生
都道府県:新潟県
原料米:非公開
精米歩合:非公開
日本酒度:非公開 酸度:非公開
アルコール度数:16.0~17.0 酵母:非公開

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尾崎酒造 安東水軍 大吟醸

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味わいについて記す前に言っておきたいことがある。村上水軍でも九鬼水軍でもなく、安東水軍。まあ青森の酒だからなんだろうけど、この名前、いいよなあ。

ひとつ前の記事にあるように、直近まで味わっていたのはこっくりとした燗酒。その反動もあり、名前の響きと冷で軽く楽しめる大吟醸酒カテゴリということで、見かけてすぐ購入したもの。酸に裏打ちされた軽めの吟醸香が印象的で、すっと味わいが抜けるまでの時間は短い。それはまるで東北の春を思わせるかのようであった(←酔った勢いで詩人モード)。

尾崎酒造 安東水軍 大吟醸
都道府県:青森県
原料米:五百万石
精米歩合:50%
日本酒度:+5.0 酸度:1.1
アルコール度数:15.0~16.0

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