福光屋 黒帯 堂々
常温~ぬる燗まで試したが、いずれの温度帯でも山廃特有の尖らず落ち着いた含み香を感じた次の瞬間、厚みのある酸味が舌をさああっと撫でてゆき、後口はしつこく残らず、すっと切れる点で共通していた。少々のことでは崩れない酒である。
それにしても味の諧調、というか味わいのリズムがあまりに整っていて驚く。同じ山廃でも天狗舞・純米酒のリズムが「グワーンドーンドドドーーン」と民族音楽に例えられるのに対して、黒帯のそれはミニマル・ミュージックのように「ツッツッツッツッタッタッタッタッ」と例えられよう(ホントかよ)。
その整いっぷりの原因は、酒米に山田錦と金紋錦を使用し、それぞれのお米で仕込んだお酒を絶妙な割合でブレンドしていることに求められるような気がする。
福光屋 黒帯 堂々
都道府県:石川県
原料米:山田錦(兵庫県中区産)60%
金紋錦(長野県木島平村産)40%
精米歩合:60%
日本酒度:+5.1 酸度:1.64
アルコール度数:15.0
酵母:自社酵母
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