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神亀酒造株式会社 ひこ孫 純米吟醸

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この酒が「日本酒」というものに対して示している解釈は、かなり独特。ジャズに例えればジョン・コルトレーンの立ち位置、とでもいえばいいか。

琥珀色の液体を口に含むと、黒糖を思わせる落ちついた香りが口中の低いところへぐぐっ、と沈みこむ。

この段階で、飲む前にラベルを読んでいた私は「おお、これが5年の熟成(私が購入したのは2004BY)というものか…」と悦に入っていたのだけれど。

飲み込んだ次の瞬間口中に広がったのは、なんと青竹のような、若々しい涼やかな余韻なのであった。で、その余韻は舌の中心部に、まるで米粒のような形に立体的に収斂してゆくのだった。

円熟味漂う導入部、しかしフィニッシュはあくまで若々しく。この意外性だけでも充分に楽しい酒なのだが、温度を変えて呑んでみると、舌の中心部に残る余韻の表情に差があらわれ、さらに楽しめる。熱燗~ぬる燗では、鈍く輝く球形に。常温~冷やでは白い米粒の形に、余韻が奥行きをもって収斂してゆく。燗が美味い酒の代名詞になっているけれども、つまみ無しで呑む私の好みは常温~軽く冷やしたあたり。あ、そういや私の呑んだのは7号酵母.verだったけど、この酒には9号酵母.verもあるのだったっけ。次の機会には2本買って、温度の違いと酵母の違いが味わいに及ぼす影響を調べなくちゃなあ。ええと、熱燗ぬる燗常温に冷や、を2種類づつ呑めばいいんだよなあ(指折り)。うわ、肝臓の休まる暇がないなあ(嬉しそうに

神亀酒造株式会社 ひこ孫 純米吟醸
都道府県:埼玉県
原料米:山田錦
精米歩合:50%
日本酒度:+4 酸度:1.4
アルコール度数:16.0~16.9
使用酵母:協会7号

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